「印刷」制作から印刷・加工までの一貫生産体制で、お客さまのご要望に幅広くスピーディーに対応いたします。少部数からでもお気軽にお申し付けください。

プリプレス

私たち営業・企画スタッフはお客様との対話を重ねるなかで、その思いや意図を知り、制作物の目的や内容をご一緒にまとめていきます。千利休にまつわる物語に、「朝顔の茶の湯」という有名な物語があります。利休の屋敷の庭に、朝顔の花が一面に咲いているという噂を聞いた秀吉は、利休の屋敷を訪れます。しかし、利休は前日に庭に咲く朝顔を全部摘み取ってしまい、当日はただ一輪の朝顔を茶室の床の間にいけ、秀吉を感動させました。朝顔をたくさん見せるよりも、その中からえりすぐった最高の一輪に花の美しさを集約させた利休の趣向あっぱれ、という物語です。私たちも利休のように、お客様の「心」を考え、心のこもった趣向を常に考えていきたいものです。営業・企画スタッフは、予算やスケジュール管理など、総合的な見地に立って制作物を作り上げていく、総合プロデューサーの役割も担っています。お客様の思いを最高の形にすべく、私たちは、いつもお客様のそばにいます。

プレス(印刷)

お客様の意図が明確になった段階で、次は私たち制作スタッフがバトンを引き継ぎます。お客様の思いをいろんな方向から検討し、形にしていく作業です。制作物の第一印象を決定づけるデザインやキャッチコピー。いかに強く訴え掛け、また良い印象を持っていただけるかを検討します。また、本の誌面を作るのにもさまざまな決まりごとがあり、それらは美しさや高い可読性を確保するため、さまざまな経験に基づいて考えられています。たとえば、文字や写真のバランス、色の工夫などが、誌面や画面の印象や効果に大きな違いを作り出します。一方、読み手に送り手の意思を明確に、しかも間違いなく伝えるということは、コミュニケーションにとって重要なポイントとなります。これに関しては、原稿整理や校正のスタッフが支えています。こうした私たち制作スタッフの協同作業により、制作物はお客様のニーズを満たしたものとなります。

ポストプレス(製本)

営業スタッフ、制作スタッフの手を経て形になってきた制作物は、いよいよ私たち製造スタッフの手を経て完成に近づきます。約1,000年前に中国で発明され、その後、紙とともにヨーロッパに伝わり、15世紀の人々の知識欲に応え、今日なくてはならない情報伝達手段になった印刷物は多くの人々の目に触れる前に、製版・印刷・製本という過程を通ります。この過程は温度管理など、たいへんデリケートな面を持っています。私たちはお客様に安定した製品をお届けするため、機械のメンテナンスや職場の環境整備を毎日徹底して行っています。一方、整えられた環境は作業の効率性を高め、そしてそれは、お客様の手に少しでも早くお届けすることができるという結果も生んでいます。すがの印刷では、企画から制作、そして印刷・製本まで一貫したワークフローを持ち、お客様のお役に立ちたく、幅広く、きめ細かく対応しております。